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フレブ市川のユーロ日記 vol.6 後半戦 

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YasDっす

いつの時代も、国籍さえ関係なく、反省する時は基本、丸坊主っす。

バモス!マギヌン!



明日はシーズン最大のブーイングを柏の彼に捧げる為に、

連敗ストッパー・俺、出動です。




さ、フレブ市川氏のEURO日記後半戦。

ビシッと締めてもらいましょう。


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今回のユーロを観ていて改めて思った事があります。例えば欧州CL。ますます無国籍化が進むクラブチームの闘いでは、モダンフットボールという名の下に効率化が押し進められ、そこには「ヨーロッパサッカー」という1つの形に収束されようとしている現象が見られます。

ところが、不足するパーツを移籍という形で埋められない代表では、チームの形がいびつで、言い替えれば個性的な形に成らざるをえません。決定力のあるFWがいるけど優秀なDFが出てこない。テクニックに優れるものの、フィジカルが弱い。島国が故に外敵と闘うという前例が少なく、他民族との闘争時のメンタルが弱い。そんな国の歴史、民族の特性が嫌が上にも反映されてしまう。代表チームとは文字通り国の代表のチームですからその国の特性、事情がモロに出る訳です。

でも、だからこそ、面白い。

守備のイタリア、内容のオランダ、結果のドイツ、個人のフランス、パス回しのスペイン、それら個性的なサッカーは目指してたどり着いたというのよりも、各国の特性、弱点、それら“制限”の中から生まれた、ダーウィンの進化論「適者生存」を繰り返して生まれたサッカーと言うのが正しい気がします。でもだからこそ「これが俺たちのサッカーだ」という国のプライドにも繋がり、その結果ヨーロッパの連中は試合結果で暴動を起こしたり、アホな審判を糾弾したり、無能な監督に容赦なくなるのではないでしょうか。善悪は置いておいて、連中の“本気度”は間違いありません。

経済が国境を超えて、利益がナショナリズムに優先され、国境はどんどん低くなっています。その最先端がユーロという経済圏を形成しようとしているヨーロッパ諸国で、そんなヨーロッパ諸国が闘うユーロで、鮮やかにそれぞれの国のサッカーが描かれた。今大会が終わった今、心に残っているのはそれです。

オシムが就任した時に発したあの言葉「日本のサッカーを日本化させる」。流石はオシムです。あの一言でオシムってすげーなーと思ったものです。フラット3、黄金の中盤、これまで監督によって変化してきた日本のサッカー。しかしそれは監督によって強さが変わってしまうサッカーでもある訳です。

確かに決定力のあるFWが日本にはいません。じゃあいっそゼロトップにしてみれば? フィジカルが弱く、スタミナも無い。じゃあ素早いボール回しで接触する機会を与えなければ? 1対1に強いディフェンダーがいない、じゃあ常に数的優位を崩さない守備方法を模索する…。制約や制限が工夫を生み出し、そして独自の方法論を構築する。そんな長い年月をかけた試行錯誤がその他の民族がすぐに真似できないような「その国のサッカー」を創り出してゆくのではないでしょうか。

サッカー強豪国が集まるユーロでは「これがベスト」というのでは無く、サッカーにはいろんな形があって、いろんな形があってもいいスポーツだという事を再認識させてくれました。W杯という世界大会にたかだが10年前にデビューした我が日本。はたして日本のサッカーとはどんな形なのか、模索する時期に日本は突入したのではないでしょうか?

そしてそんな日本のサッカーで例えばイタリアのカテナチオをこじ開ける瞬間が訪れたら
なんて想像すると興奮しませんか? 後、50年生きるとして、なんとか生きている間にそんな光景に出会いたいものです。

ユーロ2008の総括という事で今回は遠慮なく長文でお届けしましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました。それと毎回遅めの原稿渡しにも関わらずきっちりアップしてくれるDLIVEチームにも感謝! 名古屋スポーツ界にカルチャーという刀を手に切り込んで(ドライブして)いく侍集団DLIVE。そのポップなマッシブアタックでスポーツを一部の既得権益層から開放して“みんなの物”としてこれからも一緒に楽しんでいきましょー。それではまた会う日までアディオ!!