itch is baaacckkk!! 

いよいよ明日、ファイナルを迎えるチャンピオンズリーグ。

今シーズンのヨーロッパサッカーもクライマックスです。

2012-2013 CL FINAL
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)vs ボルシア・ドルトムント(ドイツ)


「これならブンデスで観れるじゃん...」

なんて肩を落とした方も多いはず。。。

否!

レアルやバルサをぶっ倒し勝ち上がってきたこの2チームを観ずして、サッカーの“今でしょ”語れるかい!というわけで、この男が帰ってきた!


「 itch の Football goes on 」 vol.77

コアなファンのみがお察しの通り、心してかかりたい長文です。

よってその前に...


こちらでホッコリ。

(チェルシーの試合後のイベントにて選手の子供がひとりゴール前に...)



さーいってみよーーー


「CL決勝プレビュー」

 フットピーポーよ!超ひさしぶりっ!今日は無いだろと思いきや、突如3点ビハインドの4回あたりに田島を投入する高木監督のような驚きの更新!すんません最近野球観まくりのitchです、中日ぃ…。

 今日もやっぱり華麗な継投大失敗で、ボコられた中日は置いておいて、いよいよ今週末に迎えるCL決勝を前に、久しぶりに今季CLを振り返りつつプレビューなんぞを書いてみます。

 さて、ドイツ勢同士の決勝になった今季CL。リーガ、プレミア勢が席巻していた最近の流れからみると、新鮮な決勝カードになりましたね。レアル×ユナイテッド2ndレグや、バイエルン×バルサ1stレグやら、書きたい事は山ほどあるけど、そこに触れだすともはや長編小説レベルの文字量になるだろうし、だいたい更新サボってるからそんな書きたい事がたくさん溜まって、書きだすと思い出してあれもこれも詰め込んでいっていつも話題があちこちに飛ぶ読みにくいコラムになっちゃって…もうやめますね、スンマセン(笑)

 という訳でまずはバイエルンですが、いやあ完璧です。素晴らしい!

 現オランダ代表監督ファンハール(楽しみ!)が種を巻いた攻撃サッカーが、まさに収穫の時期を迎えてます。攻撃に比重が強すぎたチームをドイツの英雄ハインケスが絶妙なバランスにブレンド。2年連続のCL決勝進出は決して偶然じゃありません。

 中でもファンハール時代にチームの要だったファンボメルが抜けて以来、ずっとウィークポイントだと思っていた中央センターにハビ・マルティネスがピッタリとフィットしたのが大きいんじゃないでしょうか。 あのビエルサがビルバオ時代に惚れこんだこの才能。強靭なフィジカルとスペイン人らしいテクニックを併せ持ち、パスもさばけるし、ボックスへの進入も果敢。まさしく強化版ファンボメル!いやもうシャア専用ファンボメルのレベル!ブンデス史上最高額の移籍金は、安かった、と言わざるをえません。

 そして、ロッベンですよ!俺の、ロッベンですよ!いつものごとく、シーズン序盤をケガでのらくら過ごし、勝負ドコロの年明けにキレキレになってやってくる憎い奴!今季はトニ・クロースの躍進にレギュラーを失いかけるも、昨年決勝、そしてユーロでの失意の男に、舞台は巡ってきましたね。

 やっぱりバイエルンはロッベン、リベリーの「ロッベリー」。この両翼が揃って機能していると、強い。直前のリーグ戦ではリベリーが2発、ロッベン1発決めてます。バイエルンの両翼はこの決戦を前にいい感じに仕上がっているんじゃないでしょうか。

 それと新エース、マンジュキッチにも触れておかなければいけません。昨年まではThis is センターフォワードであるゴメスがバイエルンのワントップを務めていましたが、このユーロで名を売ったクロアチアのエースは加入してすぐにスタメンをゴメスから奪いました。

 その特徴は万能性。シュート、ドリブル、空中戦、フォアチェック、すべてを高い水準でこなします。個人的に観ていて「うーむ」と唸るのがフリーランです。ボールをもらう動きもさることながら、特筆するのは「スペースメイキング」。デコイランってやつです。見た目と裏腹に(腕に刺青ガッツリ)、かなり利他的なストライカーなんですね。

 今季のバイエルン、僕は「ゼロトップ」だと思ってます。ワントップが引いたり、サイドに流れてマークを食いつかせ、空いたスペースに2列目、3列目が飛び込んでくる。ゼロトップの元祖であるローマ式の方です。今季のバイエルンは引いてくる相手にめっぽう強い。引いてスペースを潰したと思っても、第2、第3の動きでマークがずれてしまう。その立役者、マークがずれる「第1の動き」がマンジュキッチなんです。

 さらに後方にはこれまったヒット補強ブラジルのザケイロ、ダンテ。バドシュトゥーバーの穴を見事に埋めた復活のファンブイテン。鬼軍曹ラームに成長著しいアラバとこちらも完璧。対バルサ2ndレグ敵地カンプ・ノウでのあのディフェンスラインの高さに、ディフェンス陣の自信が出てました。

 さあこのパーフェクトなバイエルンに挑むのがドルトムントです。いやあ大変ですよ。

 ブンデス3連覇を逃した代わりに、昨季はグループリーグ敗退で終わったCLでの決勝進出。やはりこのチームで称えないといけないのは監督、クロップでしょう。

 ヨーロッパに衝撃を与えたそのプレッシングサッカー。ついにサッキの後継者が現れました。なぜミランは監督をオファーしない!これだろセリエAがやるサッカーは!現時点で僕が最も日本代表監督になってほしい監督です。

 しかも今季CLではそのプレッシングをさらに進化させていましたね。より正確に言うと、試合の中で、局面で、そのウリであるはずのバスケットのような「オールコートプレス」を使い分けていました。よほど選手達にその戦術を叩きこんでいないとできないことです。

 いいサンプルがセミファイナル対レアル2ndレグです。1stレグでの2点のアドバンテージを活かして、無理なプレスを封印、ここまではよくある話です。しかしその守り方が面白かったんです。普通、プレスをしない時は引きますが、クロップはプレスをせず、ディフェンスラインを上げました。一体何の為か?パスカットを徹底して狙ったんです。

 陣形をコンパクトにするという事は、、パスコースが無くなる効果も得られる訳で、この試合では膨大なパスミスがレアルに、あのシャビアロンソですら起きました。開始10分から最後の10分のような凄まじい入り方をしたレアルの猛攻をいなせたのはこの作戦が大きい。ただ世界最高のカウンター野郎CR7に広大な後ろのスペースを与えるこの戦法は、その代償も大きいリスキーな戦法でもある訳です。

 ただクロップは分かってます。無駄なリスクは負う必要は無いけど、完全な安全策なんて無い、と。パスミスからレアルがペースを崩すと、アウェイにもかかわらずすかさず前に打って出る部分もありました。回避できない負うべきリスクを直視できる素晴らしい監督です。

 ただしドルトムントの厳しい所は、相手が勝手知ったる同国のバイエルンという所です。これまでの相手がそうだったように、その高度なプレッシングに慌てる事は期待できません。

 さらに追い打ちをかけるように、ここにきて「ゲッツェ来季バイエルン移籍」という衝撃的なニュースも。希望の星があろうことかライバルに強奪されてしまう!チームメイトも何のわだかまりも無い、というのはやっぱり不自然だと思います。ウリであるチームの一体感ははたしてキープできるのか?ケガ明けのフンメルスの調子もいまいちパッとしないところも気がかりです。ネガティブな要素がちょっと多いのが気になります。

 僕はまずドルトムントの試合の入り方に注目しようと思っています。正直、戦力では圧倒的にバイエルンです。じゃあクロップはその不利をどうやって埋めてくるのか?ここに興味があります。

 ひとつドルトムントに有利な点があるとすれば、それはバイエルンの方が失うものが大きいという点です。ブンデスでの圧倒が、「絶対に負けられない戦い」という考え方に傾けば、バイエルンは慎重になるはずです。その隙に、ドルトムントはつけいれられるか?

 それとロイスのポジションに注目です。ケガで微妙なゲッツェの代わりにトップ下に置いていればバイエルンは怖くありません。怖いのはロッベンサイドにロイスをぶつけてきた時です。クロップは今頃「ああシンジがいたらなあ」って思ってるはずですよ(笑)

 個人的には大好きなロッベンが昨年のPK失敗の雪辱を晴らし、カットインからのスーパーゴールを叩き込み、念願のCL制覇を果たすことを祈りつつ、この不利な状況下で戦術家クロップがどんな戦術で挑むのかを楽しもうと思います!

 ロッベンがやたらパスを選択するかどうかに注目すると面白いですよ。奴は本当に負けたくない試合の時にはまずパスを選びます。それで相手が「あれ?」って思った時に、ここ一番のドリブルを仕掛けるんですけど、そういう時のロッベンが止められたの、ほとんど観た事ありません。

 おそらくロースコアのジリジリした試合になると思います。膠着した試合が動くのは、スーパーな個人技です。ロッベン、お前だ、試合を決めるのは!行け!ガラスの天才ドリブラー!こんないいコンディションで決戦にのぞめるのはそう無いぞ!ロッベンの一世一代のドリブルに期待しつつ、それではまた、試合後に!
 


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