「シティ×バルセロナ レビュー」fgo.96 

itch の Football goes on vol.96

「CLマンチェスター・シティ×バルセロナ レビュー」

フットピーポーよ!いやあやっぱりメッシって化け物でしたね~、久しぶりに90分間ボールを奪えない&止められない状態!まだ観てないよ!なんて人もいなくなったと思うんで、今回は前回プレビューをしたCL1回戦シティ×バルセロナ1stレグのレビューをお届けします!

前回のクソ長いレビューで「勝負の鍵は先制点のゆくえ」とかなり当たり前の見どころを書きましたが、やはり試合は先制点が決め手となりましたね。

驚異の三人衆「MSN」スリートップの高速カウンターが武器の今季バルサに願ってもない先制点。しかも前半15分というかなり早い時間で!シティにとっては最悪の展開で試合は幕をあけてしまいました。

この日のシティには中盤に君臨するチームの心臓、ヤヤが出場停止で不在。年明けのアフリカネーションズカップでヤヤが不在のシティはプレミアリーグで7試合で1勝5分1敗と大不振に陥っていた訳ですが、この試合でもその不在がチームを大きく変えてしまいました。

センターにミルナー&フェルナンドのコンビで臨んだシティですが、特にビルドアップの部分で機能不全を起こし、ボールを奪っても強みであるアグエロ、シルバ、ナスリ、ジェコの前線にボールをうまく届ける事ができませんでした。

のみならずボールの第一の預け所であるヤヤがいないシティのポゼッションは不安定に。結果ディフェンスラインとプレッシングゾーンが中途半端な高さになってしまい、低い位置でボールを回し様子を伺うバルサに何もできない状態になってしまいました。

今季のバルサはボールを奪ったらまずはカウンターを伺います。それが不可能な場合に、ポゼッションが始まります。

そのボール回しが低い位置というのが今季バルサの特徴です。ペップ時代はアタッキングサードやバイタルのわずかなスペースを使いポゼッションしていたのですが、それはボールロストの確率も高く、運動量も必要、難易度も高い。

そこでそのゾーンを3列目、アタッキングセカンド、センターライン近辺の相手守備ブロックの外で安全に行っているのが今のバルサです。


カウンターのリスクが減り、失点は激減しました。

ただしその副作用が攻撃の厚み不足です。


普通のチームなら「ボールを持たされているだけ」に成り下がります。記憶に新しい所ではアジアカップの日本のように。

ただしバルサの前線は普通じゃありません。


「M(メッシ)S(スアレス)N(ネイマール)」です。


中盤のラインが低い位置で交換されるパスに吊りだされて生まれるわずかなスペースを使い、ゴールを向いてディフェンスラインと対峙するシチュエーションを用意すれば、「MSN」には事足りてしまう訳です。

特にこの日はMとSが強烈でした。前線中央と右でめまぐるしくポジションチェンジを行い、前を向いてボールを受ければほぼフィニッシュまで持って行ってしまう。

まんまと先制点を決めたバルサは徹底的にリスクを減らし、その低い位置でのポゼッションからの「MSN」の仕掛けで試合を支配しました。

後半立ち上がりからシティは0-2という状況から、いちかばちかその低い位置でのボール回しに猛烈にプレッシングをかけました。結果高い位置でボールを奪う事でチャンスを作り出し、ついには1点を返します。

しかし反撃もそこまで。

この試合をコントロールしていたのはやっぱりバルサだったと思います。この日のシティにはバルサに負けている個の能力を覆す、チームとしての方法論が見当たりませんでした。

前回に今季バルサについてあれこれケチをつけるような事を書きましたが、なんだかんだでバルサはまだまだ強かった。しかし、それでもなお、疑念は変わりません。


じゃあ「MSN」の調子が悪かったら?

もしも「MSN」の誰かが欠けてしまったら?


絶対的な強み「MSN」のプレーが、そのまま結果に直結するのが今季のバルサの強みでもあり、弱みでもあるわけです。

グアルディオラが指揮するバルサではメッシは「バルサのメッシ」でした。しかしペップが去り、メッシを組織に組み込むことが難しくなってきた現在のバルサは「メッシのバルサ」と変化しています。

たしかにメッシには全てを決してしまう力があります。しかしプレーヤーの不調や不在をチームでカバーする方法論が不足している。どうしてもペップが指揮していたあの黄金時代と比べてしまうとそこが見劣りしてしまう。

なにも昔を懐かしんでいる訳じゃなく、現在進行形でペップがバイエルンで披露しているトータルフットボールと比べてしまうと、やはりフットボールの最先端はバイエルンだ、と言いたくなってしまうんです。

1-2というスコアで敵地カンプノウに乗り込まなくてはいけないシティ。しかし言うほど絶望的でもない、と言いたくなる不安定さをバルサは抱えていると見ています。次回はシティ側の視点から、この状況をひっくり返す対バルサ論的なセカンドレグのプレビューをお届けします。

ではでは~


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