fgo.98 〜後編〜「史上最強の3トップ?バルサの『MSN』」 

今年の初めごろからルイス・エンリケはスアレスとメッシのポジションをコンバート。メッシを右ウイングに、スアレスをセンターに据え始めます。

その効果は絶大でした。


(後編ここから↓)

メッシ、ネイマールという危険なウイングに相手DFは引き寄せられ、ゴール前に陣取るスアレスの周辺にはスペースが生まれます。

するとどうなったか?

スアレスはセンターにコンバートされてから得点を量産。たった2ヶ月で13ゴール。1試合に1点以上のペースを叩き出しはじめました。

そしてこのコンバートはさらなる相乗効果ももたらします。それがメッシの復活です。

ここ数年、メッシは「偽9番」として中央で起用され続けてきました。グアルディオラによって実行されたこの起用方は、中央やや引き目のディフェンスラインと中盤のラインの間でボールを受けるメッシにマークが付ききれず、かつゴールから近い場所でボールを受けられるメリットも合わさって絶大な破壊力をバルサにもたらしました。

しかし最近ではその対策(センターバックが前に出てメッシを捕まえる)と、メッシ自身の運動量の低下で効果は薄れていきます。メッシの輝きの鈍りとともに、バルサの成績も低下していき、バルサの黄金時代は下降期に入ったと言われはじめます。


そこに「本物の9番」がやってきました。「偽9番」は中央の激戦区から離れて、プレッシャーの緩いサイドにポジションを移しました。

そこからスアレス以上の爆発的な得点がメッシに生まれ始めます。


もともと左足一本でドリブルするメッシは、ボールを左側に置くと広大な視野が開け、かつ武器であるカットインがしやすい右サイドでボールを受ける事が顕著でした。

ただし「偽9番」のメッシが右側に行くと、中央はそのスペースに入ってくるネイマール1人だけ。パスコースは読まれやすく、相手ディフェンスはメッシのカットインを最大限注意すれば事足りました。まあそれでもある程度の得点とアシストをメッシは記録してたんですけどね。

しかし右ウイングがポジションの今のメッシには同じ右サイドでボールを持った時に、開ける視野の風景がまるで違います。


中央には「本物の9番」スアレス

逆サイドには天才ドリブラー、ネイマール


しかも目の前にはその二人の怪物に張り付かざるをえない相手ディフェンスラインのほころび、カットインができるスペースも広がっています。

メッシは驚異的なスアレスを上回るペース、2か月で18ゴールを叩き出しました。

それだけじゃありません。スアレスに、ネイマールに、数多くのアシストも決めています。

特にスアレスとのコンビネーションが絶妙です。スアレスはディフェンスラインの裏への飛び出しも得意で、メッシはその動きを見逃がしません。それを警戒し相手ディフェンスラインが下げれば、メッシはカットインでズタズタに切り裂く。メッシがカットインをするとスアレスは律儀にメッシが空けた右サイドをカバー。そしてそこに相手ディフェンダーを引き寄せたメッシからラストパス。

その二人にネイマールも絡んできます。ネイマールはどちらかというと左サイドから離れず、中央に流れてきたメッシの壁パスの相手、もしくはスルーパスの受け手となりサイドをえぐります。そこからマイナスのラストパスをメッシ、スアレス、もしくは走り込むイニエスタに合わせる。

メッシ、スアレス、ネイマール、個の力だけでもトップクラスのこの3人が、連携してゴールに迫ってくる。掛け算どころじゃありません。世界有数の攻撃力が三乗状態。それがバルサの「MSN」です。


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かつてこれだけの力を持ち、そしてこれだけの連携を見せる3トップがあったのか。僕にはちょっと記憶にありません。

その「MSN」に好き放題やらせてしまったのがCLのシティでした。対策はほぼ無策。守備はディフェンダー、攻撃はアタッカー、分業でスペシャリストの個の能力に丸投げする南米サッカーの悪い所がモロに出てしまいました。

「MSN」の圧力に押されて、シティはバルサが攻撃の手を緩めるまで何もできなかったです。試合の主導権を掴んだという余裕、クラシコが頭をよぎる後半にバルサに許される形で反撃をしたに過ぎず、バルサが再び攻勢を強めた試合終盤には、もはや「ジョー・ハート対バルサ」状態!この日評価点7.5点はあげたいハートがいなかったらこの試合は5-0が妥当なスコアだと思います。

もはやディフェンスラインのみで「MSN」に対抗するのは不可能だと思います。現在世界最強の3トップ、いや史上最強と言いたくなるこの3トップに対抗策は無いのか?

そのヒントが散りばめられていたのが、実は今回のクラシコだったんです!サッカーとはやはりあくまでチームの戦い。例え相手に最強の3トップがいたとしても、戦いようはある。それをしかも敵地カンプ・ノウで実行したのが日曜のレアルでした。

「MSN」のあまりの凄さを説明するのに「MSN」ばりの凄まじい破壊力の文量になってしまったので今回はこのへんでやめときます(笑)はたしてレアルが用いた対策とは?

でも来週ってハリルジャパンの初戦があって、やっぱりタイムリーさを考えるとそっちを取り上げなきゃいけないような…と言う事は今週中にまたこのぐらいクソ長いブログをアップしいなくちゃいけないのか?まあ自分は別にいいんですけど、このブログって読み手にかなり負担をかけてるような気が…まあみなさん早く慣れて下さい(笑)

そんなわけでまた次回!近いうちに!

ではでは~


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