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「セネガル戦レビュー 現代サッカーの主役はサイドバック?」FGO vol.118 

itch の Football goes on vol.118
ロシアワールドカップ その8

「セネガル戦レビュー 現代サッカーの主役はサイドバック?」


いや〜やってくれました乾!もうペナルティエリア左45度は「乾ゾーン」と言っていいでしょう!

2度先制されながら、2度追いつく。

あらためてコロンビア戦での勝利が自分たちを信じさせた結果だったと思います。


セネガル戦開始早々、観ていて僕は絶望感しか無かったです。


まるで大人と高校生のような、ボクシングで例えるならばヘビー級とバンダム級が試合をしているかのような圧倒的な体格差。

スピード、パワー、運動量で日本は開始早々圧倒され、そのまま押し込まれるように先制点を献上してしまいました。

この開始から15分ぐらいは日本はセネガルに圧倒され続け、一体何点取られるんだろうと思ってました。

しかしそれでも何とかなってしまうのがサッカーの面白いところ。

コンタクトを避けるように大迫、香川、柴崎が相手のアンカー脇のスペースで基点となってボールを動かし、徐々に試合を落ち着かせることに成功します。

試合開始のFIFAフォーメーション図では日本は「4−2−3−1」でしたが、実質は長谷部がアンカーに入り、香川は1列下がり左インサイドハーフ気味に位置する「4−1−4−1」だったように僕は思えます。

一方、相手のセネガルは「4−3−3」。中盤の構成は同じく1アンカー+2インサイドハーフという構成。

しかし日本はさらに大迫が0トップ気味に下がってくる「4−1−5−0」的な布陣で、中盤では大迫、香川、柴崎の誰かがフリーになる形を作ってポゼッションからリズムを作ります。

特に素晴らしかったのが柴崎です。

日本は遠藤がいなくなってから不在だった「ゲームメーカー」をついに手に入れました。

長短のパスを駆使してリズムを作り、勝負パスを入れるタイミングも絶妙。

今の日本で柴崎は外せない「マスターピース」です。

そして同点弾はそんな柴崎の狙いすましたロングパスから生まれます。


この試合はサイドバックの駆け引きが実に面白かったです。


セネガルの先制点、原口のクリアをペナルティーエリアで拾い、シュートしたのは左サイドバックのサバリ。

日本の同点弾、柴崎のロングパスをトラップし乾につなげたのは左サイドバックの長友。

そしてセネガルの勝ち越しゴール、マネの個人技から逆サイドに展開され、走り込み決めたのは右サイドバックのワグエ。


セネガルのワグエは日本の同点弾で一度「やられた」わけです。

しかし勝ち越しゴールを決めるのもまたワグエだったりするんです。

さらに2度目の同点劇が発生したのもまたワグエのサイド。

ちなみにセネガルの先制点で最初のクロスを上げたのもワグエだったりします。


この試合の主役はワグエ。いや、正確に言えばサイドバックが試合の展開に大きく関係した試合だったと思います。


サイドアタック全盛の現代サッカーで、ますます役割が重要となっているサイドバック。

サイドバックが自分の持ち場を捨てて「行く」のか「行かないのか」。

また「行ける」ようにどうシステムを組んでいくのか。

実はグアルディオラがどのチームに行っても一番苦心しているポイントがそこだったりします。

話がそれましたが、それにしても西野監督です。

試合後の選手たちのコメントからリズムを取り戻したアンカー脇でのポゼッション、両サイドバック裏スペースの狙いは西野監督の指示だったそうです。

僕は、ここ2試合の予想スタメンでかなり守備的な布陣を予想していました。

西野監督の選択はいずれも攻撃的布陣です。

しかも交代カードはここまで全て攻撃の選手に限られています。

もちろん初戦のコロンビア戦で開始3分で11人対10人になるなど幸運が助けてくれたこともありますが、それでもなおこの強気の采配。

おみそれしました。

ギャンブラーだと思います。しかも勝負に勝つ「運」も持っている。

ただひとつだけ、川島です。

非常に難しい判断ではあります。実際に川島はこの試合でも抜け出てキーパーと1対1にされた1点級のピンチをスーパーセーブしていたりもしますから。

川島の不安な点は判断ミスという所です。本来は経験豊かなベテランの強みなはずなのに。

パンチングでいくところをキャッチにいったコロンビア戦でのミス。逆のセネガル戦。どうもトゥーマッチプレッシャーなシーンが目立ちます。

そこの判断を西野監督はどう考えているのか。

それと西野監督がゴールをどこに設定しているのか。

ベスト8なのか、それとも決勝トーナメント進出なのか。

3戦必勝態勢なのか5試合戦うことを考えているのか。それによってポーランド戦でのターンオーバーはあるのか。

その辺に注目したいと考えています。


それではこれからポーランド対コロンビアを観ますんで、また明日!




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