CLファイナル プレビュー その1 

さて宣言どおり思いっきり長文で遠慮なくいきますよ!まずは両チームのこれまでの戦いからみえるポイントの整理を。

インテルのターニングポイントはベスト16のチェルシー戦でした。グループリーグではバルサに完敗するなどいまひとつピリっとしなかったインテルも、このノックアウトラウンドに入るとセリエモードからヨーロッパモードに完全にシフトしました。

国内では王者であるインテルもヨーロッパに出れば強豪の1つにすぎず、ここでインテルは戦い方をガラリと変えました。強者から弱者へ。試合を支配し、自らが主導権を握りゲームを動かすのではなくリアクションに徹する。

そしていざそう決めたらそのリアクションサッカーを最高峰で完成させるのがジョゼ・モウリーニョなんです。カウンター向きでは無いズラタンとエトーの交換トレードも、なんか最初からこの完成図が頭にあったんじゃって思うほど。

モウリーニョのチェルシーがまさにそうだったように、強者に弱者のサッカーをさせる。理論上最強のチームが完成します。ただ強者に弱者のサッカーをさせるのは並みの監督では不可能。モウリーニョのすごい所はそこなんです。ヨーロッパ最大級のモチベーターでありかつ戦術家。さらにそれを外国でたった1年半で作り上げた男。


そんなチームの中で、触れなければいけないのがスナイデルです。「Mr.決定力」ミリート、「黒いカウンタック」エトーもさる事ながら、今季インテルのキーマンはこのオランダ人でしょう。


例えばジダンやピルロのように、これまでプレーメーカー的な選手というのは運動量が無く、狭いエリアで足元にボールをもらい仕事をする事が多く、結果パスコースやスペースを消されて試合から消えてしまうパターンがありました。

スナイデルはそんなプレイメーカーの消し方に反抗して生まれた新種のプレーメーカーと言えます。決定的に違うのがその機動力。広いエリアをカバーし、スペースに飛び出しボールをもらう事も珍しくありません。

相手チームのマーク担当はこれまでの方法論では90分の中で必ず捕まえきれない瞬間を作られてしまう。そのように動き回る選手には決定的な仕事ができるテクニックは無かったものの、スナイデルは動き回りながら当たり前のように決定的なプレーができてしまう。これぞ新世代のプレーメーカーの姿です。


恐ろしく負けにくいチーム。インテルのイメージはチェルシー全盛時と一緒です。ただしリーグ戦では無類の強さを発揮するものの、1発勝負のトーナメントでは勝ち抜けしにくいチームでもある訳で、その好対照なのが対戦相手のバイエルンという構図が今回のファイナルの面白いところ。


次回 バイエルン編へつづく。。。 
(→すぐにつづきが気になる猛者はこちらへ・・・CL FINAL 一気読み


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